バンクーバーで部屋を探すときに、日本人なら誰もがまずチェックする掲示板サイトがJP CANADAではないでしょうか?カナダ版2chとも言われるカオス感あふれる巨大掲示板ですが。
「売ります買います」「お部屋探し」「仕事探し」を中心にカナダ・バンクーバー在住日本人にはなくてはならない掲示板サイトとなっております。
今回は、そのJP CANADAでシェアハウス・ルームシェアを探す人に向けて、注意してほしい点をまとめてみました。
もちろんルームメイトはほとんど日本人
カナダには、英語の習得をメインの目的に来ている人も多いとおもいますが、当たり前の話ですがJPCANADAで募集されているルームシェアのほとんどが日本人のルームメイトとなります。
ルームメイトを募集している部屋のオーナーは、現地企業やレストランなどではたらく長期滞在の日本人が余った部屋を家賃の節約のために貸し出している場合が多いです。
彼らは、日本語を話し文化や生活習慣が同じ日本人をルームメイトとして好む傾向があります。
ルームメイトと英語を使ってコミュニケーションしたい場合はJPCANADAではなくCraigslistなどで探したほうが賢明かと思います。
テイクオーバーには注意が必要
JP CANADAでよく目にするのが「テイクオーバー」。
基本的に家具や家財道具などの引き継ぎのことなのですが、これがクセモノで問題になる場合がおおいのです。
在バンクーバー日本国総領事館のホームページにも。
家主と契約書を交わさず若い日本人のテナント同士で勝手に部屋の引き継ぎを取り決めてしまういわゆるテイクオーバーという方法が行われています。しかし、これは単なる口約束に過ぎず本来のテナントとしての法的権利を持ちません。BC州には賃貸住宅法及び関連規則があり監督局も存在しますが、家主以外の人にディポジットを支払った、備品等を買い取った等の正式に家主を介さない手続きは法的効果を持つ契約とみなされないので、監督局に訴え出ることも出来なくなってしまいます。
とあり、個人で売買したテイクオーバーは何の法的権利もなく、なにも保証されません。
何か問題が起きた場合でも支払ったテイクオーバーは返ってきません。
実際わたしの友人も大家さんに契約者と入居者の名義が違うということがバレて退去しなければならなくなりました。当然部屋を空にして出ていかなければならず、1000ドル近く払った家具を泣く泣く捨ててしまった事例がありました。
また、ベッドバグ(ノミ・ダニ)が住み着いている家具を売りつけられて、結局すべて廃棄しなければならない人もいました。
特にダウンタウンではテイクオーバーを払うことが条件のようになった物件がありますが、これらのことを納得した上で契約してください。
個人的な感覚ですが、IKEAの安い家具、バンクーバーにもあるダイソーで食器などを揃えても大した金額になりません。
家賃以外の費用をしっかり確認しておく
JP CANADAでのシェアハウス・ルームシェアの募集は、あくまで個人のやり取りとなります。
また、元々のオーナーに内緒で部屋の又貸しをしている人も見かけます。
しっかりした家主や部屋主であれば問題ないのですが、あとから、「インターネット代の半額をもらう」や「電気代を折半したい」「トイレットペーパーや洗剤などが。。。」など適当なオーナーもたまにいます。
万が一のトラブルがあってもなにも保証されない場合もあります。
入居まえの下見のときに、面倒くさがらずにしっかり確認しておきましょう。
家賃をボッタクっている場合がある
上でも書いていますが、JPCANADAでシェアハウス・ルームシェアを募集している人の中には、家賃の節約のために余った部屋を貸し出している場合が多いとありますが。
例えば1BR(ベッドルーム+リビング+キッチン・バスルーム)の総家賃が$1200ドルの場合、ベッドルームを800ドルで貸出し、自分は400ドルだけといったフェアではない家賃設定の場合があります。
自分名義で借りているので、だれも見つからなかった場合のリスクもありますし、自分の家をいくらで貸し出そうが、その人の勝手ではありますが、あまりフェアな値段とはいえません。
また、その部屋の家賃がいくらなのかはオーナーは秘密にしていることも多く、実際の家賃は知りようがありませんが、事前にCraigslistなどで、そのエリアの相場などをしらべてから交渉に当たったほうがいいでしょう。