- 「ワーホリにいく予定なんだけど、貯金はいくらくらい必要なんだろう?」
- 「ワーホリにいくために貯金したいけど、どんな方法があるの?」
- 「ワーホリは貯金できるって聞いたけど、本当に貯金できるの?」
ぼくが初めてカナダにワーホリに来たときに持って行ったお金は約50万円ほどだったと思います。
当時20代中盤だったぼくはワーホリについて特に何も調べず、エージェントにも依頼せずに無計画にカナダワーホリに来ました。
カナダの物価など、何にいくら掛かるのかなどはわかりませんでしたが、流石に50万円では1年は持たないだろうとはうすうす感じていました。
ですが、お金がなくなったらどうしようか、などのイメージもせずに、なんとかなるだろうという感じでそのままワーホリにきてしまいました。。。
案の定、持っていったお金はいつの間にかなくなり、前職でもあったWeb制作の在宅ワークでバイト程度の仕事はしていたものの、半年ほどで貯金がゼロに近づいて来ました。
ちょうどいいタイミングで、友人の誘いで現地企業のWebマスターの仕事を運良くゲットして、なんとか持ち直したのですが。
今から考えると出発前からもっと計画的にしていれば、こんな場当たり的なワーホリ生活にはならなかったのかな。と、かなり後悔しています。
ぼくの場合は、本当に運のみでここまでこれたと思っています。その現地企業に誘ってくれた友人が居なかったら、おそらくそのまま日本に帰国していたと思います。
日本食レストランの仕事などはあったのですが、ぼくは学生時代の居酒屋のバイトでクソな先輩にイビられ、トラウマを抱えていたので、飲食業はちょっと無理な身体になっていました。。。
ここでは、ぼくみたいに運のみに頼らず、また銀行のお金がどんどんなくなっていくストレスを感じないようにするには、いくら貯金していったら良いのか。
また、ネットで検索していると「ワーホリは稼げる」みたいな情報もちょくちょくありますが、いったいそれは本当なのか?
このことについて語っていきたいと思います。
ワーホリで貯金・資金はいくら必要なのか?持っていくお金について
1年間のワーホリの予算を決める
日本でどのくらい貯金していけばいいのかについてですが、これはあなたがどんな1年間どんなワーホリ生活をおくる予定なのかによって変わってきます。
まずは1年間のイメージが大事かと思います。
「どんなところに住むのか?都市部なのか?田舎なのか?シェアハウスか?一人暮らしか?」
「英語の学校にはいくのか?どのくらいの期間いくのか?」
「働くのか?どんな仕事をするのか?何ができるのか?いつから働くのか?」
「ワーホリ期間中に旅行に行くのか?何回?どこに?」
など、なるべく具体的にイメージしてください。
1ヶ月あたりの大体の費用は以下の記事などで紹介しているので参考にしてみてほしいのですが、
このイメージによって大体の予算が算出できると思います。
ぼくが思うワーホリの平均費用は100万〜150万円くらいと思っています。
このくらいあると心にも余裕ができますし、そんなにも貧困感を味わわなくて済むのかなと思います。
これはぼくの経験ですが、海外でお金がなくなっていくストレスは日本にいる時のそれとは比較にならないくらい不安になります。
精神的に健康なワーホリを過ごすにはお金はあるに越したことはありませんよ。
貯金なしでもいけるのか?
よくこれからワーホリに行く予定の人たちから相談を受けたりするのですが、たまに「貯金がほとんどない」状態で来ようとするひともいます。
実際に貯金が10万円レベルでカナダに来て、着いてすぐに仕事を探してギリギリなんとかなってる人たちも何人か見てきました。
ですが、本当に危なっかしくて見ていられません。。そんな勇気と根性があるのなら、日本で少しの期間でもいいので、ガッツリ働いて、10万でも20万でも貯めてからくればいいのにって思っちゃいます。
なので「貯金なしでもいけるのか?」と言われれば、「運が良ければなんとかなるかもよ。。。でも絶対におすすめしないよ。」というのがぼくの答えになります。
ですが、せっかくワーホリに来て、いきなり朝から晩まで働いて、それってワーホリに来た意味ありますか?
せっかくの海外生活なので、日本で可能な限り貯金してから来たほうがいいでしょう。。。
日本で貯金する方法
ワーホリで現地で働いて貯金はできるのか?
ワーホリに「お金を稼ぐため」に出稼ぎのような感覚でくる人達はたくさんいます。
そういう人は大体、海外を放浪しているような人達が多いイメージです。ぼくはそういう人たちが大好きなので、こちらから話しかけて仲良くなったりしていたのですが。
やはり世界中を旅しているような人たちはその世界旅行の資金を貯めるために、1年間カナダやオーストラリアで働いてお金を貯めるといったスタイルでした。
ですが、彼らも言っていたのですが、お金を稼ぐためだけだったら断然日本のほうが稼ぎやすい。けど「日本がイヤ」だから海外で稼いでるといった感じでした。
普通は、ぼくもそうでしたけど「ワーホリ」って「会社を辞めて勇気を振り絞って行くもの」ですよね。
なので彼らとは「ワーホリ」に対する感覚が全く違うんです。世界を旅している人達って、めちゃめちゃ簡単に国境越えてきますww。もう慣れたもんです。
そんな人達たちと同じ感覚で貯金なしで初めてのワーホリに来たら、なかなか大変だとぼくは思います。
もちろん、そういうのに憧れて、そういう人たちからなにかを吸収したいというのであれば話は別ですが、、、かなり慣れが必要だと思います。。
どんな仕事があるのか?
では、ワーホリって実際にはどんな仕事があるのか。
英語が話せれたら基本は選び放題です。ワーホリは要は1年間の労働ビザなので、実力さえあればどこでも働くことができます。
ですが、ここでは英語があまり話せないことを前提に紹介してみようと思います。
日本食レストラン
こちらは有名かつ、ベタな働き先ですね。ワーホリの日本人向けの求人では8割以上が日本食レストランと言ってもいいと思います。
ぼくもカナダに10年住んでますので、レストランの知り合いもちょくちょくは居るのですが、今は空前の人手不足だそうです。
ワーホリビザを持っていたらほぼ採用されると言ってもいいと思います。
日本食レストランで働く予定の人はまず心配しなくてもいいと思います。
ですが、だからといって気を抜いて「ホリデー気分」で働くと大変な目に合うと思います。
厳しさは日本の飲食業界とほぼほぼ同じです。軽い気持ちで働くとほんと大変な目にあいますよ。。。気を引き締めて働きましょう。
ガーデナー・建築関係
ガーデナーや建築関係の仕事も割と常に募集をしているイメージです。
特にガーデナーの仕事は夏に募集が集中していますが、時給もあまり良くなく、飲食系と違ってチップが貰えないので、「稼ぐため」というのであれば飲食系の仕事のほうが稼げると思います。
農場などでピッキング
オーストラリアでど定番の仕事ですが、カナダでも夏になるとオカナガンという地域でかなりの仕事があるようです。
こちらは完全に歩合給なので、たくさん収穫できれば、その分たくさんお金が貰えます。
初心者でだいたい1日50〜80ドル、上級者になると一日数百ドル稼ぐツワモノもいるようです。
朝早くから昼くらいまでの仕事なので、仕事が終わったあと、同僚と一緒に楽しむのもこの仕事の醍醐味だと聞きました。
エンジニア・プログラマー・Webデザイナー
これらIT系のスキルがある人たちは少し状況が変わってきます。
日本で何年か経験があったりして、しっかり仕事が出来さえすれば、多少の英語は多めに見てくれる会社も多いと思います。
そのくらいこちらでも人手不足な状況かと思います。
時給も今まで紹介した仕事とは比べても、比べ物にならないいくらいのお金が稼げます。
また、これらの仕事は日本からの案件をリモートワークでこなせるといったメリットもあります。
今ワーホリにとって一番、おすすめできる職業なのではないでしょうか。
これらのスキルを持っている人でワーホリを考えているのであれば、今すぐ「オンライン英会話」などを初めてある程度の英語を習得していれば、日本とは違った世界が広がると思います。
ぼくも日本で3年ほどのWeb制作の経験後、ワーホリに来たのですが、やはりその経験を活かして移民権を取得して現在もカナダに住んでいます。
いくら稼げるのか?
カナダの最低時給は日本と比べても高いといってもいいと思います。
また飲食店で働くとチップが貰えるので更に稼げることになります。
バンクーバーのあるBC州でいうと最低時給は12.65ドル(大体1000円)でチップが週に(50〜200ドル)とか貰えます。※チップはお店の客単価やお店の方針により変動します。
もし普通に週5で朝から夕方まで働くと2500ドル(22万円)くらいは楽勝で貰えるでしょう。さらに飲食店で働いていると食費はほぼ掛からないので、本当に貯金しようと思えばできる計算になります。
また、プログラマーやエンジニアの人が現地企業で働くと普通に月給30〜40万円くらいは楽勝で貰えます。スキルが高くて英語でしっかりと交渉できればさらにもっと稼せぐことも可能です。
おすすめできるのか?
では「ワーホリに来て稼ぐ」ってことをおすすめできるのか?と言われれば、どんな仕事をするのか、によると思います。
先に述べたプログラマーやエンジニアの仕事をする場合は、かなりおすすめできます。
むしろ、もし日本でプログラマーとしてブラックな環境で働いている人たちに、こちらのホワイトな労働環境を経験してもらえたらと思います。
もっと言えば、日本でプログラミングスキルと英語を学んで、どんどん海外で挑戦する日本人がもっと増えればいいのになと思っています。
プログラミングスキルは学歴も関係ない、さらに食いっぱぐれのない、21世紀において最高のスキルだと個人的には思っています。
逆にワーホリで日本食レストランや日本語環境で働いて稼ごうと思っているのであれば、すこし考え直したほうがいいと思います。
もし、今すぐではなく、時間的に余裕があるのであれば、日本で貯金をしながら、「オンライン英会話」などを使ってある程度の英語を話せるようになってから来ることをおすすめします。
先にも述べましたが、少しでも英語が話せると可能性は何倍にも膨れ上がります。
同じレストランで働くにしても英語環境のレストランを含めると選び放題ですし、何より英語環境のレストランのほうがワーホリに来た意味もありますよね。
本当に少し話せるだけでいいんです。その勇気が無いために日本食レストランで浪費してしまっている日本人がたくさんいます。
もちろん日本食レストランに就職して、誇りを持って働いている日本人もたくさんいます。
ですが、ワーホリ1年間だけの場合はやはり「おすすめしない」と言わざるを得ません。
まとめ
ネットで検索していると、
- 貯金なしでもワーホリできる。
- 貯金10万円でワーホリしたけどなんとかなった。
などのブログも目にしますが、かなり苦労したんじゃないかと思います。
ぼくはそんな謎のリスクを負う必要はないと思っています。
100万円なんてその気になれば数ヶ月で稼げると思います。
その間モチベーションを保つのは難しいと思いますが、貯金なしでワーホリにくることを考えるとかなり楽だと思いますよ。
悪いことはいいませんww。 日本でお金は貯めてきましょう!